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R.E.P

Perfumeに特化した音楽ブログ/音楽に特化したPerfumeブログ

第57回 SONICMANIA2015

EDM Perfume ライブレポ

行ってきましたSONICMANIA、楽しかったSONICMANIA

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Perfume SET LIST

1. Pick Me Up

2. レーザービーム

3. GLITTER

4. Spring of Life

MC

5. NIGHT FLIGHT

P.T.Aのコーナー(mihimaru GT「気分上々」)

6. Party Maker

7. だいじょばない

8. チョコレイト・ディスコ

 

まあしれっと書いていますけど、私が入場したのは最初のMC時。

のっちProdigyは、あのBPMが腹筋する時にいい」

あ~ちゃん「暑いねー! もう帰ってもいい? いや、もう帰ってもいいくらい、みんな熱いし楽しかったから!」と、遅れてきた(しかも海浜幕張駅から会場まで全力で駆け抜けた)私には底のない脱力感を与えるものでした。「GLITTER」聴きたかったよ……

というわけで後半の4曲しか観られていないのですが、なかなか良かったのではないかと思います。3人のダンスのグルーヴも出ていたし、P.T.Aのコーナーであ~ちゃんが「(ピースサインを目元に当てながら)ヤバぁーい、チョー盛り上がってるぅー!……今日の裏テーマは〈ギャル〉です! ははは!でもいちばんギャルのマネがうまいのは、かしゆか!」

かしゆか「(生意気そうな口調で)パーリーナイ!チョーサイコー!☆

そういうギャルがいるかはさておき、のっち空気になってるじゃねえか!

 

はい、Perfumeの感想は以上です。いや今日書くことたくさんあるので!

 

Madeon

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個人的には、Perfume→Madeonの流れは願ってもないものです。Madeonくん(94年生まれ)はフレンチ・エレクトロシーンの若きエースにして、〈UMF〉などのEDM系フェスにも引っ張りだこのDJ/クリエイターですが、実は熱心な中田ヤスタカファンでもあります。『Japan Only EP』などで聞けるエレクトロ・チューンはまさに中期capsuleと相通じるものだし、DJするときはいつもヤスタカの曲をセットに入れているとか。

つまり、Perfume→Madeonと続けて観ることの、裏テーマは〈ギャル〉……じゃなかった〈中田ヤスタカ〉なわけです。

 

そんなMadeonくん、先日発表した初のフル・アルバム『Adventure』のリード曲である「Pay No Mind feat. Passion Pit」を、中田ヤスタカがリミックスすることになりました。http://www.sonymusic.co.jp/artist/madeon/info/456312

Madeonのコメント「僕は何年も前からCAPSULEと中田さんが手掛けられた作品のファンで、僕の音楽にも大きな影響を与えています。僕の曲「ペイ・ノー・マインド」のリミックスをお願いして、快諾してくれた時には嬉しくて興奮しました。完成したリミックスも素晴らしくて、いつもDJセットでプレイしています。」

このリミックス、Apple Musicなんかで聞けますので、聞ける方はぜひ。

つまり、Madeonは間違いなくPerfumeもチェックしているし、Perfumeが出演する日本のフェスで自分もパフォーマンスできることを、そしてPerfumeのライヴを楽しみにしていたはずです。そんなMadeonくんのタイムスケジュールがこちら。

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……もろに被ってるじゃないか……

ただ、ネット情報ではPerfumeライヴの序盤に、Madeonくんの姿がフロアで目撃されていたので、最初の5分くらいは観られたんじゃないかな、と思います。まあ、Perfume観たければ来日すればいいんですよ、かのSurgeon先生のように!!

 

そうそう、Madeonくんのパフォーマンスですが、機材の一部を観客に見えるように向けて、演奏している様をわかるようにしていました(オレはちゃんと演奏してるよ!的な)。エレクトロ~エレクトロ・ポップを中心に、メリハリのある構成。アゲ一辺倒ではなく、多様なリズムとキャッチーなリフで始終フロアを良い温度で盛り上げていて、うまいなー飽きさせないなーと思いながら観ていました。「Pixel Empire」は、もろに「Merry Christmas, Mr. Lawrence」だなーとか。

特に終盤、「Finale」からの「Pay No Mind(※ヤスタカリミックスではなかったはず)というコンボは超強力! そしてブースを離れ、ステージに置いてあったジャケットを羽織りり、手を合わせてぺこりとお辞儀。あ、終わりかな?と思ったら、もう1曲、キーボードを弾きながら美しいスロウを歌ってくれて(声は加工していた)、エレクトロニック・シンガーソングライターみたいな風情もありました。サウンドも魅力的ですが、全体的にミュージシャンシップの高さが滲み出ていて、そこがMadeonくんらしさなんだな、と気付きました。

さあ、次はPorter Robinsonです!

 

Porter Robinson

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個人的に、フジロックageHaでのDJも観ていて、これが3回目。以前はアゲアゲのエレクトロ・ハウスばかりかけていて、いかにもなEDMの新世代DJ!って感じでしたが、今回は〈Live Set〉とのことで、どうなるんでしょうか。

 

そこへTwitterのこんなリプライをいただきました。Madeonのスケジュール(Perfumeともろ被り)に関する私のツイートへの反応です。

 

そう、Porter RobinsonもMadeonと同類です!!!Perfumeと時間が被っているかどうかの大きな差はあるが)

そもそも、Porter Robinsonの初のフル・アルバム『Worlds』は、売れ線EDMから完全に一線を画したエレクトロ~ドリーム・ポップになっていて、これはPerfumeが「透明人間」で見せたアプローチと同じであり、Mat Zo『Damage Control』なんかもこの路線ですね。これはひとつの(EDMブームへのカウンターも含む)潮流でもあると言えますし、そして、Porter RobinsonとPerfume、Mat Zoは奇しくもAstralwerksでのレーベルメイトでもあっ……いえ、なんでもないです。

 

その作品のなかに、EDMブームに対する批評性を内包し、〈EDM〉と一括りにして消費されることを良しとしない。そしてユーザーへの〈こういうサウンドもおもしろくない?〉という提案と、自分ならではの音楽を追求する姿勢がある。これはヤスタカ、Porter Robinson、そしてMadeonにも共通するマインドであり、そういう意味でもこの3者は非常に近い立ち位置にいるように思います。

 

しかしPorter Robinsonのライヴは、私の予想を遥かに超えるものでした。サウンドは『Worlds』のとおりの、かなりナード(オタク)に寄ったエレクトロ~ドリーム・ポップで、彼の優れたソングライター性がよく出ているのですが、スクリーンに映し出される映像は日本のアニメ、ゲーム、漫画にインスパイアされたものばかりで、アニメやドット絵で描かれた色とりどりのキャラクターや、バグったような日本語がスクリーンを乱舞し、あまつさえFlicker」では「魔法少女まどか☆マギカ」の主題歌(だと思う)を重ねて流すという大暴走!! っていうかこの人、単に日本のアニメ・ゲームのマニアじゃねえか!!

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日本のお客さんは結構ウケてましたし、「Hear The Bells」とか「Lionhearted」とか見事な曲も多いし、ライヴとしての完成度とユニークさはかなりものだと思いますが、このセットで海外のフェスでも戦ってるんだ……と思うと、Madeonのミュージシャンシップとはまた異なる、〈業の深さ〉を感じました。

 

Dillon Francis

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これまでのアクトとはまた異なる文脈で、とても楽しみにしていたのがDillon Francis。先日のTomorrowland2015でもメインステージに登場、超盛り上がったらしいし、特に昨今のEDMフェスでは王道の売れ線EDMではなく、彼のような〈トラップ〉(だけじゃないけど)の方が支持されているらしいし、これこそ2015年のいま、観ておくべきアクトです!!!

 

 

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うっわー客いねええ!!!!!!

 

 

まあ予想はしてましたけど、ただパフォーマンスはすごかった! トラップやエレクトロ、ジャングルにヒップホップ、ダンスホール・レゲエ(なのか?)などのベース・ミュージックを中心に、とにかく底抜けに踊らせる曲を連発。ブーティーでヒップで、はちゃめちゃでエネルギッシュで、もうホントにいまの時代のサウンド、って感じでした。

 

そしてDillon Francis、ステージの去り際に「ニホンダイスキー! カンチョー(ポーズしながら)!!」と。お前、さては適当だな? っていうか誰がこんなの教えたの?

 

 お前かーーー!!!!