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Perfumeに特化した音楽ブログ/音楽に特化したPerfumeブログ

第82回 Perfume in NYC Day2

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Perfumeニューヨーク公演の2日目。前日と同様、スタート(20時)の1時間前に会場へ向かうと……あれ? おかしいな、なんか前日よりかなり列が短いぞ? すぐ会場内に入れました。そして私が目にしたものは、GA(1Fスタンディング)では数百人がステージ前に集まっただけで、大半はガランとした寂しいフロア。2Fや3Fにも人影はまばらです。

 

一瞬状況が呑み込めませんでしたが、まず直感したのは「これは……かなりヤバいのでは?」。さすがにこれで全員ではないだろうけど、いくらなんでも初日と違い過ぎる。日本における2DAYSとは雲泥の差を感じました。日本人ファンの比率も、この日ばかりは3割を超えていました。

レイバーデイとやらで50%オフのチケットも売り出していたそうで、結果的にはGAは……まあ6割くらいは入っていたでしょうか。2Fは前日に続いてほとんど埋まりましたが、3Fは6割程度の動員だったように思います(公演前、Ticketmasterのサイトで空き状況をちょくちょく見ましたが、3Fは公演前日に半分くらいしか売れていなかったので、直前でそれなりに売れたと見ています)

 

今回のセットは、ステージの奥に行くにつれて階段状に高くなる、ひな壇の構造。その最上部には巨大なディスプレイが吊られて、宇宙空間を表すCGにPerfume 6th Tour「COSMIC EXPLORER」〉と表示されています。

定刻の20時を10分ほど過ぎたころ、場内アナウンスの女性が諸注意を述べた後〈Everybody, Are you ready for Perfume!!?〉などと盛大に煽ってくれて、場内のムードが一気に高まる! ずっと流れていたコズミックな4つ打ちのSEのヴォリュームが急激に上がり、観客が沸き立ちます。すると場内が暗転、その瞬間に音もピタッと止まり、静寂、そして物凄い歓声。ここの照明と音響のコンビネーション、どうやって合わせてるか知りませんが、毎回見事だと思います。

そこからは日本ツアーと同様、ノイズ交じりのCGに3人のシルエットが映し出されて、画面は唐突にブラックアウト。日本ツアーではここから「STORY」で始まりましたが、NYでは引き続き、ディスプレイにPerfumeの3人が宇宙船の内部を進んでいく後姿が映し出されます。コックピットに到達したメンバーが操作パネルのスイッチに触れると、コックピットのシステムが起動。それと同時に『COSMIC EXPLORER』の1曲目である「Navigate」が流れます。映像の3人が「せーの!」と息を合わせるようにして起動レバーを前に倒すと、宇宙船が発進、3人を載せて銀河の彼方へと消えていきます。

そして流れるのは「COSMIC EXPLORER」。舞台の最上段に吊られたディスプレイが上下に分かれて開き、そこからメンバーが登場。うむ、これはまたかなりお金かけてますね。ひな壇の頂上で歌い出した3人の衣装にはLEDが配されており、曲の展開に合わせて白や赤に発光。そして〈See You Feeling……〉の部分で3人が人差し指を掲げると、その指の動きと連動して、なんとステージ前方で6体のドローンが浮上! ドローンには球状のフレームが装着されて、こちらもLEDが仕込まれているのでしょうか、蛍のように光を発しながら、3人のダンスに合わせてさまざまな隊列を組んでいきます。

日本国内ならまだしも、環境も進め方も勝手が異なるアメリカで、まさかいきなりこんなチャレンジングな見せ方で始めるとは……脱帽です。もっとも、その精度と正確さがしっかり発揮できる可能性が見込めたからこそ、実施に踏み切ったのでしょうけれど。

物凄い歓声が上がるなか、あ~ちゃんは間奏のシンガロング・パートになると日本ツアーと同様に手でお客さんを煽ったり、耳に手をやったりして、合唱を求めていました。

 

◇SET LIST 2016.9.3&4

ここでニューヨーク公演のセットリストを書いておきましょう。2日とも同じでした。

 

1. Navigate

2. COSMIC EXPLORER

3. Pick Me Up

4. Cling Cling(Album-mix)

5. Miracle Worker

MC

6. Next Stage with YOU

7. Perfume Medley 2016

(Relax In The City~透明人間~Spending all my time~不自然なガール~Twinkle Snow Powederly Snow~コンピューターシティ~イミテーションワールド~Sweet Refrain)

8. Baby Face(English ver.)

9. STORY(SXSW-MIX)

10. FLASH

11. Dream Fighter

P.T.A.のコーナー

12. FAKE IT

13. ポリリズム

14. ジェニーはご機嫌ななめ

15. チョコレイト・ディスコ

En. STAR TRAIN

 

日本における『COSMIC EXPLORER』ツアーは、〈LIVE3:5:6:9〉とのミックスという、コンセプチュアルなアルバムのツアーとしてはイレギュラーな要素もありましたが、USツアーはアルバムのテーマをコンパクトにまとめ、さらに序盤から猛然と畳み掛ける構成。個人的にも、アルバムのツアーはやっぱり「Navigate」から「COSMIC EXPLORER」で始めてほしかったので、アメリカまで来てようやく念願叶った所存です。

ライヴは続いて「Pick Me Up」へ。かしゆかによるイントロの〈Pick Me Up Pick Me Up〉では、音声だけが流れた日本ツアーと異なりディスプレイにその文字が現れます(紅白歌合戦で使ったフォントかな?)。暗転していたステージが光に包まれるのと、轟音でイントロが鳴らされるのと、3人がダンスを始めるタイミングが完璧に一致していて、どうやってタイミングを揃えているのか知りませんが、毎度惚れ惚れします。

衣装を早替えし、日本ツアーでの緑(のっち)・紫(かしゆか)・ピンク(あ~ちゃん)の3色へ。この曲で急加速を付けて、そのままシームレスに「Cling Cling(Album-mix)」へと繋ぐ怒涛の展開。場内が熱狂的に沸き立つ中、ダメ押しとばかりに「Miracle Worker」!! 日本ツアーでのセットリストのクライマックスをそっくり序盤に持ってきた感じで、とにかく強力なオープニングです。

 

一気にスパートを掛けた序盤の曲を経て、MCへ。この日も初日と同様、まず英語での挨拶から、かしゆかがPentatonixのPerfumeカヴァー・メドレーがリリースされたこと、OK Goとのコラボ曲について紹介します。

 

OK Goとの曲は、アメリカ人の男の子と日本人の女の子の間におけるコミュニケーションのギャップをテーマにしていて、凄く興味深いものだと。(注:MVはないようです)

 

またのっちがコスプレしている観客を探したら、「Spending all my time」ののっちのコスプレをしていた日本人ファンが。

かしゆかスペンディンオールタイムノッチィー(※1日ぶり2回目)」

 

I Don't Understand You?

そしてこの日も、客席から通訳を募ります。Perfumeが絞り込んだのは2人で、ひとりは白人女性、もうひとりは日本人の男性。お二人ともブルックリン在住でした。どうやら前日の通訳コーナーが思ったよりスムーズに行かなかったことを気にしていたようで、

あ~ちゃん「私の日本語、感情が入っていたり擬音が多いから、結構英語にしづらいと思うけど大丈夫!?

かしゆかア~チャンノニホンゴ、チョトムズカシイヨ!」(※なぜか片言の日本語

あ~ちゃん「なるべくわかりやすく話すから!」

そこでのっちが「じゃあじゃんけんして、私が勝ったらこの方(日本人男性)、あ~ちゃんが勝ったらあちらの方(白人女性)ね!」とじゃんけんを始めましたが、5連続くらいであいこ。あ~ちゃんの「うちら、気が合うねぇ!」発言、のっちはさぞかし嬉しかったことでしょう。

 

結局のっちがじゃんけんに勝利し、日本人男性に大役が課されました。

あ「私たち、NYに来るとベーグルがいつも楽しみで、前回もお気に入りのお店がありましたが、今回も凄いお店を見つけました! ○○○○というお店で(注:すみません忘れました)、そこでレインボー・ベーグルっていうのがあって……」

 

あ「あれヤバくないですか?

うっ、また英語に訳しにくそうな発言が! どう返す?

 

通訳の男性「It's so crazy!」(みたいな感じ)

会場大笑い、なるほど、うまく切り抜けている! そしてこれがレインボー・ベーグル!

 

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いやいや、これ考えた人頭おかしいでしょう。It must be crazy!

しかしあ~ちゃんは果敢にトライ。恐る恐る口にして、もぐもぐ……あっ、おいしーーーーい!!!というエア・ギターならぬエア・ベーグルを披露。

あ「もうNYに住みたい! そしたら毎日このベーグル屋さんに行って、毎日同じベーグルを注文したい! NY最高!!

男性「NY is amazing!!

すると〈アメイジング〉の響きがのっちとかしゆかにヒットしたらしく、口々に「アメイジーン!」「ニューヨークイズアメイジーン!」と。前日の〈スーパーヤミー〉に続く流行語の誕生です。

 

それと、これは前日のMCですが、あ~ちゃんが「NYに来ていろんな取材を受けた」と言っていました。えっ、そういうのってライヴの前に受けるものじゃないの? そうすればプロモーションになって、ハマースタイン2DAYSだってもっとチケットが売れたんじゃ……と思いましたが、このタイミングでの取材はあくまで〈次〉に向けたものと捉えられます。

もちろんハマースタインだって、メンバーやスタッフの皆さんは是が非でも売り切りたかったでしょうけど、当然それだけが目標なわけではありません。この結果は結果としても、次に向けて動いているのだな、と感じました。

 

◇Next Stage with NY

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「Rainbow!」「Bagle!」のチーム分けを経て(ちなみに前日は「Steak!」「House!」)MCコーナーも終了し、「Next Stage with YOU」へ。3人の映像とCGがミックスされる、今回の特徴のひとつであるAR演出も行っていましたが、日本のアリーナツアーにはあった、3人を横から捉えるアングルのカメラがないため、正面と背後のみの結構シンプルな見え方になっていました。(なお、この日はあ~ちゃんが途中で派手にフリを間違えて、一瞬止まってから正しいフリに戻ったのですが、珍しいですね)

そしてステージ上のディスプレイがブラックアウトしたのち、Perfume Medley 2016」という白い文字が、1つずつカチャカチャ入力されるような演出で表示。「Relax In The City」から始まったメドレーは「透明人間」を経て、出ました「Spending all my time」! 海外で人気の高い曲のひとつで、この日はイントロが流れた瞬間に、近くにいた赤いベースボールキャップを被った白人兄ちゃんが、連れの白人兄ちゃんに向かって「うおおお、キターーーー!!!」と大喜びで叫び、速攻でスマホを取り出してムービー撮影! なんていうか、無邪気で良いね!! 撮影禁止とは言われているが!!!

「Spending all my time」はメドレーとはいえ、ほとんどフル・コーラスに近い尺を取っていました。World Tour 2ndのようなプロジェクション・マッピングこそ使っていませんでしたが(3人がカラフルな衣装だったし)、現地のお客さんはかなり喜んでくれたのではないでしょうか。そして不自然なガール(この曲、かしゆかが両腕を前に出し、右にいるのっちの方へ振る→のっちがしゃがんでかわす、というフリがありますが、のっちの回避運動がちょっと遅かったのか、かしゆかの両腕がのっちの顔面をヒットしかねない瞬間を見逃しませんでした)。ラストのかしゆかソロに歓喜の声が上がります。

そのまま「Twinkle Snow Powederly Snow」へ。これはイントロだけの、ある意味肩透かしな使い方なのですが、この曲が流れた瞬間の歓声の大きさと来たら! 日本での反応と結構違っていて驚きました。『GAME』という作品への支持の高さの表れかもしれません。

続けて「コンピューターシティ」のサビを経由し、「イミテーションワールド」へ。そしてメドレーラストの「Sweet Refrain」でも大きな声援が上がっていました。日本ツアーで何度も聞いたメドレーでしたが、海外ファンのリアクションにはなかなか興味深いものがあります。

 

メドレーが終わり、「Baby Face」のイントロが流れ、3人が歌い始めると、なんと歌詞を英語にしています! 英語詞自体はさっぱり覚えていませんが、これは現地ファンには嬉しいサプライズだったでしょう。初日、私の横にいた白人のモデルみたいな女性2人組は、この曲が終わると無言で顔を見合わせて、「We did it!」と言わんばかりに嬉しそうにハグしていました。とても美しい光景で、私も思わず凝視してしまいましたねぇ。

また、いま流行りのトロピカル・ハウスであるこの曲を英語詞にしたことで、これをきっかけにアメリカで超ブレイク来るか!?と思いました(注:気のせい)

 

◇遥か遠いキミへ

ここでしばし暗転、不穏な電子音が低く鳴る中で、ステージ上には半透明のスクリーンが次々に登場。スクリーンへのマッピングと共に「STORY(SXSW-MIX)」が始まります。日本でのツアーとは異なり、メンバー自らスクリーンを動かすSXSWの再現で、このパフォーマンス自体もなかなか貴重でしょう。

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それにしてもこの曲における、ファンのスマホでの撮影ぶりは激しかったですねー。まあ禁止は禁止なんだけど、撮影する以上はfacebookInstagramにSnapchatに、精いっぱい拡散してくれ! 私もMSGに行きたいんだから!と思いながらその様子を見ていました。

 

「STORY」で観客を圧倒し、立て続けにFLASHへ。ここまでマジで、メドレーを除いては本当に『COSMIC EXPLORER』の収録曲しかやっていません。まさに『COSMIC EXPLORER』ツアーであり、アメリカで最新のPerfumeを見せるんだ!!という意気込みが窺えます。まあ強いて言えば、「FLASH(Album-mix)」が聞きたかったところですが、まあそんなのどうでもいいかと思わせるくらい、この曲の3人のダンスはシャープかつダイナミックで素晴らしく、最後のキメでは怒涛のような歓声! そのままDream Fighterへ! 2階バルコニー席でずっとご機嫌に踊っていた白人のおじさんが、この曲が始まると急に目元を拭う姿も目撃しました。この応援ソングの人気はやはり国境を超えるのですね。

 

P.T.A.のコーナー」。相変わらず英語になった以外は日本とほとんど変わっていません。「Boys!」「Girls!」「T-shirts!」「Perfume T-shirts!」「Glasses!」「Contacts!」「Natural!」「Rainbow!」「Bagle!」あたりをやっていたでしょうか。「そうじゃない人ーー!」「今日のライヴを超たのしみにしてきた人ーー!!」とかも英語版であったらいいな、と思います(注:私の記憶にないだけで、言っていたらすみません)

 

Perfume GO

コール&レスポンスの最中、突如のっちが「Do you play Pokemon Go!!!!!!?」と尋ねると、観客も「Yeaaaaaaaahhhhh!!!」と応えます!

あ~ちゃん「We are pokemon generation!」

かしゆか「We gotta many pokemons today!」

あ「But, we want to get more rare pokemons...」

 

すると場内に鳴り響くポケモンGOのBGM(たぶん)と共に、ディスプレイにPerfume3人のアニメ風イラストが現れる! あ!やせいのパフュームがあらわれた!とばかりに場内全員が爆笑と大喜び!

超盛り上がったので記憶がおぼろげですが、Perfumeの「みんな、Perfumeを捕まえよう! せーの、Swipe!!!!!」というご発声と共に、みんなが空中を(物凄く楽しそうに)スワイプすると、ディスプレイの中でモンスターボールPerfumeに向けて投げられる! しかし素早くかわすPerfume。場内に「Ohhhh!!」みたいな叫びが湧き上がります。「もう1回! せーの、Swipe!!!!!」しかし今度のボールもPerfumeの頭にコツンと当たったのみ。「まだまだ! せーの、Swipe!!!!」からのボールはPerfumeに当たって、その内部に閉じ込めますが、Perfumeは一瞬で抜け出してしまいます。「今度こそー! せーの、Swipe!!!!!!」、ついにPerfumeモンスターボールの中に収まりました! ディスプレイにPerfumeのステータス画面が映り、喜びと達成感を爆発させる観客!!!

3人は「やったーーー!!!」などと喜びながら、目を見合わせ、息を合わせてPerfume……!!!」

全員「GOTCHA(ゲットだぜ)!!!!!!!」

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↑この写真、こんなフリの曲あったか?と思いましたが「Gotcha!!!!」のシーンでした

 

おそらくは相当の手間暇をかけたポケモンネタが奏功し、会場をひとつにしたPerfume。そのままあ~ちゃんのダンスをマネするパートに入りApple!」「Banana!」「Apple!」「Banana!」を繰り返して、オチは「Cheese Burger!!! Cheese Burger!!!」

P.T.A.のコーナー」、現地ファンはどういう反応なんだろう?と思っていましたが、日本のようにほぼ全員がやるのではなくても、しっかりウケていました。あの「歯磨きの歌」ですら、2階席に並んで座っていた黒人女性グループが手を叩いて大喜びしているのが見えましたし、私の近くにいた背の高い白人男性はどんな曲でも踊らず、真顔でじーっとステージを眺めるだけでしたが、「Cheese Burger!!!」の瞬間には思わず顔をほころばせていました。Perfumeのファニーさが伝わったなら何よりです。

 

そして「Boys!」「Girls!」「Rainbow!」「Bagle!」「Rainbow Bagle!」「New York!」「New York!!」「New Yooooooooooork!!!!!」でクライマックスを迎えると、あ~ちゃんは「踊りましょう、FAKE IIIIIT!!」とコール! これ、以前は「フェイクイットぉーー!!」と発音していて、うーんそれはヘンでは?と薄々心配でしたが、NYでは「フェイクィィィーーーーッ!!!」とカッコいい発音になっていました。当然場内大爆発!! ヤスタカがこの曲を作ってくれたことに感謝するのみです。

続いて、PerfumeのUSツアーには欠かせないポリリズム。日本では歌うことも少なくなりましたが、アメリカに来るきっかけを作ったこの曲は外せません。間奏でお客さんがクラップをする姿を、あ~ちゃんが嬉しそうに眺めていましたね。

そしてちょっと意外な選曲だった「ジェニーはご機嫌ななめ」。実はNY初日、この曲で会場の盛り上がりに軽くブレーキがかかってしまった印象があり(手を挙げたり、コールしている人も心なしか多くはなかった)、最後の曲の盛り上がりも少し欠けたように見えました。しかし2日目のこの日は、勢いを保ったまま進みます。最後のチョコレイト・ディスコでは前日より多くの人が「ディスコ!」で声を、手を挙げてくれて、見事本編のフィナーレを迎えました。

 

◇Madison Square Garden

アンコールを受けて登場したメンバー3人、最後まで青い衣装のままで、最後の曲「STAR TRAIN」を歌います。ディスプレイには英語の歌詞が出ていた……ような?(注:記憶曖昧です)間奏のシンガロング・パートを煽る3人。お客さんからはなかなかの歌声が上がっていました。

 

すべての曲が終わると、あ~ちゃんが英語でMCします。まずは本日の御礼を述べてから「Our dream is to go to Madison Square Garden! We hope our dream will become yours...」。

NYのお客さんは、大きな声援と拍手でそれに応えます。

あ~ちゃん「We're believing you. It's promise...See you again soon!!!

3人「それではー、Perfumeでした!!!!」

鳴り止まない拍手と歓声。ステージの最上段にいたPerfumeの姿を、上から降りてくる大きなディスプレイが隠していき、やがてステージ上には誰もいなくなりました。

 

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三々五々、会場を去って行くお客さん。残った人々は写真を撮ったり、場内に流れる「COSMIC EXPLORER」に合わせて歌っていたところ、突如サビであ~ちゃんの声が響き、「♪COSMIC EXPLORER!」と重ねます。Perfumeの海外ツアーでは恒例の光景と言えそうですが、残ったお客さんは大喜び! 3人がそれぞれ「Thank you!」「Thank you new york!!」と感謝を述べ、ライヴは終わりました。

 

 

会場を出た私の足は、自然とマディソン・スクエア・ガーデンへ向かいました。ハマースタインから、歩けばほんの数ブロックの距離。でも、この日のライヴの集客を見る限り、Perfumeがここでライヴをする日は、まだ遥か先なのかもしれません。

それでも、不可能に思われたことを次々に成し遂げてきた彼女たちのことです。いつかこの場所に立つ日も来るはず。

 

ありがとうニューヨーク、また会いましょう。

 

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