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Perfumeに特化した音楽ブログ。深掘りはしても深読みはしません

第90回 Perfume FES!! Perfume×星野源

2017年9月13日、Perfume FES!! 秋の陣の第3弾、星野源さんとの対バンライヴが開催されました。私は行く予定が一切なかったのですが、チケットが余ったという友人の誘いをありがたく受けて急遽大阪に飛びました。

  

開演ギリギリに会場入り。スガシカオさんの日と比べると若い世代が相当多く、女性もかなり多かったです。Perfume FES!!のタオルなど、グッズを持っている人も多い。そして平日にも関わらず城ホールはぎっしりで、空席もほとんど見つけられないような状況。

 

先攻は星野源さん。定刻を過ぎると、ステージ上にバンドメンバーが三々五々登場して、軽く音出しを始めます。ギター、ベース、ドラムスにキーボードは2人、ホーン隊3人、そして驚いたことにストリングスも4人含むフル・バンド。いまどきのライヴでストリングスはキーボードで代替したり、打ち込みを流したりするのが通例だと思いますが、まさか生で弦楽四重奏を聴かせてくれるとは……! 何というか、星野源さんの破竹の勢いを感じるしかないリッチな編成です。

 

場内が暗転すると演奏が始まり、ステージの下手(客席から向かって左)から「こんばんはー!星野源でーす!」と、黒いジャケット姿のどうみても普通の兄ちゃんスターが登場。いきなり場内は物凄い盛り上がりです。

源さんの一挙手一投足、一言一言に大きなリアクションを返すお客さん。たちまち数曲を演奏し終えてMCに入ります。

Perfume FES!!、以前から〈出てね〉と誘ってもらっていて、ようやく実現しました。ずっとツアーをしていて、3日前に終わったばかりですが、ここ大阪城ホールでもライヴしまして、好きな会場です。初めてPerfumeと会ったのもここで、それは物凄く変わったイベントだったんですが、来てた人もいるかな(はーい!と反応してるお客さんも結構いました)

そのときは〈ほしゆか〉として登場して、miwaちゃんとかしゆかちゃんとシシド・カフカ、3人ともにほんのかすかに似ていたんですけど。当時はまだアミューズ所属でもなかったので、そこで初めてご挨拶して。いまでは事務所の後輩としてがんばっています」

 

余談ですが、私は星野さんが在籍していたSAKEROCKのファースト・アルバム(2005年)に関する原稿を(短いものですが)リリース当時に書いたりしていたので、星野さんの音楽には相当早くから触れていたのですが、そこからはほぼまともな接点がないままこの日に至ったため、観るものすべてが初めてでした。

 

◇STUFF

ライヴは時折MCを挟みながら進んでいくのですが、星野源バンド、これがまためちゃくちゃ上手い!と思ったらドラムが河村カースケさん、ベースが伊賀航さん、ギターがペトロールズにして東京事変長岡亮介さんって、このトップクラスのプレイヤーを普通に集めている(ように見える)あたりが、星野源さんの破竹の勢いしか感じないところですね。

 

キーボードのひとりが元PANIC SMILE石橋英子さんなのも驚きました。石橋さんは普段アヴァンギャルドだったり実験的な音楽をやられているとばかり思っていたので、まさかこんなにポップなサウンドとは……「SUN」の冒頭でなんか「ヴーーッ!!」と極太のノイズが鳴っていたので、あれは石橋さんのアドリブかと思ったら後でそういう仕様だと知りました。

 

バンド全体としてはスティーヴィー・ワンダーをはじめとする70年代ソウルや山下達郎さん、細野晴臣さんなんかの影響が濃い、ライトなソウル・ポップという印象ですが、とにかく達人揃いのメンバーが盤石のバンド・アンサンブルを聴かせて、しかし我を出すのではなくヴォーカルを引き立てることに専念しているという、非常に贅沢かつプロフェッショナルなステージでした。

 

その主役たる星野源さんのヴォーカルは、まあ決して超絶技巧であるとか、声域が広いとかの(一般的に歌が上手いと評されるタイプの)歌手ではなく、声の特徴やキャラクターがあのメロディーや作風にぴったり合っている、ということなのでしょう。ファルセット(裏声)を多用するところにもソウル・ミュージックの影響が窺えました。

 

◇HEAT WAVE

ライヴが進むと、長袖ジャケットを着た源さんはかなり暑いらしく「皆さん暑くないですか? (暑いー、という観客の声に)ハアハア……いっしょだね!

熱中症にならないよう、水分取って下さいね。僕はこの間、家でなりました。クーラーの修理で業者を予約したら〈1週間後で〉と言われたので、その間は仕方なく扇風機だけで過ごしていたら熱中症になって、病院に行ったら〈自宅での熱中症はお金のない若者か老人しかならないよ〉と言われました」と、本当に気さくです。

 

それと源さんはスポンサーや関係者への配慮が超丁寧です。タイアップ曲をやる前に「ウコンの力、飲んでる?」と問いかけたり、「良かったらサッポロ黒ラベルも飲んで下さい」「次にやる曲は過保護のカホコというドラマの主題歌で」など、この気遣いは石原プロを彷彿とさせるな、と思いました。

石原プロのドラマは、劇中にスポンサーの商品がガンガン出てきたり、犯人が脅迫電話をかけている背後でタイアップ企業のCMソングが流れて、それを聞いた刑事が犯人の居場所のヒントを掴んだりします

 

「2年くらい前に出した『Yellow Dancer』というアルバムの1曲目の、〈時よ〉という曲をやります。いつもはELEVENPLAYのダンサーさんといっしょにやるんですが、今日はいないので、ひとりでがんばります」という前振りから「時よ」。私でも聴いたことがあるくらいの、とても良く出来た曲ですが、曲の途中でステージ下手から、白い襟の赤いワンピースを着た女性が2人出てきます。

 

あれ変だな?ELEVENPLAYはいないんじゃ……あっ、Perfume!!!?

あ~ちゃんとかしゆかです。上手からはのっちも登場、3人で「時よ」のダンスを踊ります。特にのっちは楽しくてたまらない様子が顔に表れて、もうニッコニコ。途中から源さんも合流して、4人でがっちりシンクロしたダンスを決めると、すでに場内のテンションは最高潮です!

Perfumeは赤いワンピースに負けないよう、真っ赤なリップなどメイクもかなりはっきりめだったように見えました。手袋をしてダンスするPerfumeというのも初めて観ましたね。

 

◇Love

「時よ」が終わっても、Perfumeはステージに残っています。

ということは……ということは……!!!!

 

源さんが「皆さんいっしょに踊って下さい! 去年めちゃくちゃ歌った曲です!」と声を張り上げるやいなや、流れ出す「恋」のイントロ!!! 踊り始めるPerfume!!! すでに観客のヴォルテージと大歓声は城ホールの天井をぶち破らんばかりで、私も本来はこの曲の演奏もじっくり聴きたかったのですが、もはやそれどころではありません。

スター4人が発する、瑞々しい輝きは目も眩みそうなくらい。場内は狂喜乱舞でお客さんも踊りまくり、ポップ・ミュージックのダイナミズムや興奮の極致といった様相です。そうですね、いま瞬間最大風速的な流行りの言葉で言うと、音楽の魔法がありましたね。

 

この曲のMIKIKO先生による振付は、普段のPerfumeのモードから考えるとずいぶん可愛らしくてポップですが、振付があの素晴らしいソウルフルなバンド・サウンドと合わさり、そこでPerfumeがダンスすることで、こんなPerfume観たことない!という新たな一面を引き出しているようにも見えました。

ラストは源さんも加わって4人での恋ダンス!! 尋常ではない歓声と熱狂的な盛り上がりで、場内は客席で何人か失神していてもおかしくないレベルの興奮状態。源さんはキレの良さやリズム感など、ダンサーとしても相当良い線行っていましたね。

 

「恋」が終わるとMCタイム。

改めてPerfumeと対峙した源さんは「可愛い……」と床に崩れ落ちます。

あ「(衣装は)源さんの好きそうな感じで

源「好きです

あ「今日のこのために作った衣装なんです」

源「Perfume凄い、全然覚える時間もなかったのに完璧に踊れてた。俺も客席から観たかった! ステージで踊ってるから見られない!!

あ「一生懸命覚えたのに、お客さんみんな(普通に)踊ってた……」

 

源「Perfumeと初めて会ったのが大阪城ホールで……」

Perfume3人「(苦笑と困惑)」

源「あれ、これあまり触れない方がいい思い出だった? (かしゆかの様子をみて)怯えてる?

か「怯えてないです笑」

 

源「水飲まないと、ちょっと3人で話していて下さい

あ「でもうちらももうハケるから」

そして源さんにPerfumeでしたー!」と送り出してもらい、のっちは颯爽と帰ろうとしましたが先にいたかしゆかがお辞儀をしていたので、急いでお辞儀していましたね。

 

源「可愛かった……(水を飲んで)なんでいま俺ひとりなんだろう……」

客「(笑)」

源「………………(しばし放心状態)」

客「(爆笑)

 

 

ライヴの最後には「Perfumeをずっと追ってきました。いつも観て、本当にカッコいい、こんな人たちは他にいないと思った。Perfume FES!!は数少ない機会で、出られる人も限られているなか、そこで呼んでもらえて嬉しいです」と真摯な御礼を述べて、「最後まで楽しんで下さい! 星野源でした! 次は、Perfumeでーす!!!

 

いまの圧倒的な人気にも納得の、問答無用に楽しいハッピーなステージでした。いやー時代の寵児って凄い!

 

◇THE TIME

25分くらいと思われる転換時間を経て、場内が暗転。今回のPerfume FES!!での入場スタイルは、重厚なSEに合わせて、碁盤の目のような並びで吊られたライトからの光線マスゲームみたいに規則的に動くという趣向。床下に設置された機構(入場時にしか使わない、贅沢)から3人がスーッとステージに上がってきます。3人が腕を動かすと、それとシンクロして照明も動くなど、光とダンスするような趣向で、この演出は4月に開催されたRhizomatiks Research x ELEVENPLAY Dance Installation at Gallery AaMoから繋がっていると思われます。

 

なお私が観ていた位置は音響もとても良く、〈衣服がビリビリ振動する〉を越えて風圧を感じるレベルの重低音の出力がありながらもクリアな出音で、反響による遅延(ビートが遅れて聞こえてくる)もなかったです。PAさんに感謝です……

 

1曲目はFLASH」! そして「GLITTER」から「GAME」と、立て続けに強力なダンス・チューンを連打(「GAME」の前か後に衣装の早替えもあったような)。そして続く「Everyday」で空気を変えます。この「Everyday」、可愛らしい曲調なのに重低音や残響音の出し方が常軌を逸していてかなり好きなのですが、ライヴの大音量で聴くことで、これまで気づかなかったような音の存在や配置、響きを堪能できました。

 

4曲を終えると最初のMCタイム。

あ~ちゃん「最近はライヴの絶対数が多くて、人気のある会場はなかなか取れない。今回平日になってしまってごめんなさい! でも、皆さんは来てくれました。貴重な有給、大事な時に取っておきたかった有給で来てくれた以上、満足してもらえるよういろいろ盛り込みました」

あ「盛り上がる準備できてるー? こっちに乗っかってくれるー? 頼むよ、良いところ見せたいんだ! 今日はアミューズの偉い人たくさん来てるから大阪城ホールは大きいから、リハのときはここが埋まるのかな?と思いました」

のっち「Perfumeとして、星野源さんファンとしても念願の対バンが実現しました、そして女性スタッフがウッハウハ

かしゆか「自分たちの出番前に他人のステージに出るのが、あんなに緊張するとは、足が震えたけど、ELEVENPLAYさんの代わりなので、スッと見えるようにがんばりました。今日、グッズ着用率が高い! みんなグリーンの(フェス)タオルしてくれてる! 優秀!

そしてかしゆかが「今日、初めてPerfumeを観るって人ー!!」と訪ねると、かなり多い! ざっとですが、15%~20%くらいは手を挙げていたように見えました。星野源さんファンでしょうか。

か「星野源さん、〈Family Song〉という新曲を発表されたそうで」

の「プロモーションみたい!」

か「なんて、知ってるわ! 毎朝聴いてるわ!

あ「今回、〈Family Song〉にちなんで〈Family Ring〉というグッズを作りました。スマホに着けるリング。めちゃ堅く作ってます。ニャンキホーテとかで買うものよりずっと堅い。今日しか買えないので」

の「源さんもお気に入り……かもしれない!

あ「お気に入りとは言わん、正直者じゃ」

の「源さんとお揃い……かもしれない!

 

よってこの日のチーム分け……じゃなくて秘密の合い言葉は〈ファミ〉〈リー〉〈リング〉で、「源さんの新曲はー!?」と聞かれたら〈Family Song!!〉と答えるという約束になりました。

 

そして話題は「恋」ダンスにも。

あ「他の人の曲でも、MIKIKO先生の曲を踊れたことの達成感が凄いです。〈恋〉はスタジオに入って、ELEVENPLAYさんに教えてもらって40分くらいでフリを入れたら、頭がパーン!ってなった。ついていけないかも……と思ったけど、1日寝て起きたら踊れて、Perfumeって思った」

 

◇FOREIGNER

あ「スタッフさんから聞いたんですが、今日は海外からも来られているそうです。パラグアイアイルランド、イギリス、アメリカ、台湾、韓国……しかもこのチケットが激戦の日に!」

日本の人でも簡単にはチケットが取れなかったのに、純粋に凄い気合いだなと思いました。しかし来場者の国籍をどう調べたのかも興味ありますね。

 

今回も、事前に源さんにPerfumeで好きな曲」を尋ねてメドレーを作ってきたそうです。いろいろなリクエストがあった中から選ばれたのは「マカロニ」「ナチュラルに恋して」「Magic of Love」。他にインディーズ時代の曲もあったらしいですが、あ~ちゃん曰く「ああ、源さん忙しいしふざけているんだ」と思って流したそうです。

 

なお「マカロニ」は、名古屋でスガシカオさんもレキシも採り上げているので3公演連続ですし、「ナチュラルに恋して」はライムスターとの対バンのコラボでも大々的にフィーチャーされていました。アーティストの好むPerfumeの曲が、ソウル~ファンク路線の曲に集まっているのは注目のポイントと思います(その割にそういう曲が非常に少ないのですが……)

 

「マカロニ」は2コーラスくらいで〈♪最後の時が~〉に繋ぐショート版、「ナチュラルに恋して」はほぼフル・コーラス? そして「Magic of Love」はシングル・ヴァージョンで、アルバム版の長いアウトロがなくスパッと終わるのもメドレーの締めには最適でした。

あ「可愛い曲ばかりで恥ずかしくなるくらい! 愛とか恋の曲ばかりで、源さんの〈女性への理想〉があるのかなー。そうそう、源さんのライヴのELEVENPLAYの衣装は、本人じゃなくて源さんがチェックして、直し(修正の指示)も源さんがやっとるんだって」

客「(驚きの声)」

か「(笑顔で)そう考えると、次に観る時の印象が変わるよね!

その後、あ~ちゃんの「理想を具現化していて凄いよね」というフォロー(?)なども入っておりました。

 

メドレーに続いて新曲「If you wanna」。名古屋では〈フューチャー・ベイス〉と発音していた(ように聞こえた)あ~ちゃんですが、ここでは〈フューチャー・ベース〉と自然な発音でしたね。

 

P.T.A.のコーナー」から、なんと「FAKE IT」! さらにピークを更新するような会場の熱狂です。名古屋(スガさんの日)はこの位置に「コンピューターシティ」だったのですが、かなり変わっています。で、同じく名古屋ではこの次に「チョコレイト・ディスコ」だったんですが……

 

「FAKE IT」の熱が充満する中、静まり返る会場。Perfumeメンバーも動かず、あ~ちゃんの息づかいだけが聞こえてきます……これは?と思うやいなや、「せーの!」と掲げられる手のひら。「MY COLOR」、久々!!!

Perfumeファンも源さんファンも、みんなそれぞれ踊り、歌い、楽しんでいます。意外な選曲でしたが、いかにもこの日に相応しい、美しいフィナーレを迎えました。(あ、本当のラスト曲は「TOKYO GIRL」でした)

 

ちなみにPerfumeがステージを降りた時点で21:30を回っており、「今日の終演は22時過ぎるな!」と確信いたしました。

 

◇THE ORIGINALS

しばしの転換時間を経て、明るくなったステージにはバンドセットではなく、スタンドマイク2本にモニター・スピーカー、アコースティック・ギターが1本セットされています。

そこでPerfume3人がフェスTシャツで登場。改めてこの日の主賓である源さんを呼び込むことになりました。

あ「じゃあせーので〈源さーん〉って呼ぼうか。せーの」

全員「源さーん!

 

すると「ちょっと待ってよー」とか言いながら女装した不審者ほしゆかが登場! Perfume FES!!の白Tシャツにシルバーのロングスカート、ピンクの靴下に白いスニーカーといういで立ちで「星野源はもう帰ったわ」と言い放つ。

ほしゆか「ひさしぶりね

「何年ぶり?」「前もここで会ったわね」など話しながら、Perfume3人にどんどんにじりよるほしゆか。

あ「めっちゃ近くに来るわね

ほしゆか「グイグイ行くわ」

か「そのスカートよくあったわね

 

ほしゆか曰く「今日は私もPerfumeだから!」とのことで、いつもの「Perfumeです!」の挨拶を4人でやることに。しかしほしゆかは「ちょっと事前に手のサインだけ確認していいかしら?」と何度か試すもののうまく行きません。どうやら、ついついピースサインをした指が開きがちのようです。

「ピースが年齢を感じる」「いまはこうだからね(ピースサインで指をくっつけながら)」と語るPerfumeメンバー。

ほしゆか「やめて! 年齢の話はやめて!

 

そして4人揃って「Perfumeです!」、一応成功しました。

ほしゆか「良かった、今日はこれをやりに来たわ

 

その後、ほしゆかは「暑い! 頭が暑い! あと背中も暑いわ!」と苦しんでいましたが、髪に覆われているからですね。

か「あたしもいつも首から背中まで保温されています」

ほしゆか「あなた大変ね!」

 

ほしゆか「さっきのメドレー素敵だったわ……素敵だった。でもこれの準備があったから全部は観られなかったんだけど、素敵だったわ」

途中、女言葉がなくなったり、星野源です」と名乗ったりと、割とキャラがブレたまま進んでいくほしゆかでした。

 

◇THE MUSIC

あ「これから一緒に歌うんだけど……」

しかし観客はすでにステージ上のギターも見ていますし、織り込み済みの展開のためか、ほぼ無反応……

 

あ「ここは湧くところです!

客「(湧く)

ほしゆか「ここで反応なかったら、私何しに来たのかしら?ってなるわ」

 

そしてほしゆか「ひとりでやるんじゃなくて、妹(と言っていたような?)呼んでも良い?」と断ってから舞台袖に声を掛けます。すると、よりによって似たようなシルバーのスカートを着用したながゆか(ペトロールズ長岡さん)も登場。ほしゆか曰く「ながゆかは男性ホルモン多めで、ヒゲ生えてるのよ」。

 

あとはほしゆかが前屈みになって猛然と髪を洗うような仕草をしたり、ながゆかの髪がギターを弾くときに邪魔そうだったのであ~ちゃんが率先して後ろに流したりと、そんなこんなで歌う体勢が整いました。

あ「これは事前に音源が送られてきて、すごく熱いアレンジで」

ほしゆか「この曲を聴いたとき、このアレンジでやりたいと思って。新曲の〈If you wanna〉を、ギター2本でやります

 

おお、最新曲であり、特にギターの生演奏だとどうなるのか想像が付かない選曲ですね。「これはもうここでしか聴けないから!」というような煽りを経て演奏が始まると、ギター2本でコード進行は大体ざっくりと再現しながらダウンピッキングで刻み、サビでのシンコペートしたシンセとキックは、アタックの強いリフで表現する感じです。Perfume3人も生歌で健闘。キーは高めながら、堂々と歌い上げています。

いやいや、意外性のある挑戦でいいじゃないですか……と思っていたら途中の間奏からほしゆか・ながゆかがヘッドバンギングしながらメタリカみたいなヘヴィーなリフを叩きつけてきます。髪を振り乱しながら一心不乱にギターを弾く女装姿の男性2人をみんなで見届けました。

 

演奏が終わると、Perfumeは「やったー!」「カッコよかったー!」などと喜びますが、なぜかほしゆかは「ハードコアだったわ……」と達成感を漂わせていました。

 

コラボレーションはまだ終わりません。

ほしゆか「もう1曲やりたいんだけど、私Perfumeですごく好きな曲があって」

あ「わっ!……

ほしゆか「でもこの曲の名前を出すと、3人が凄く渋い顔するの」

あ「でもこれも音源を送ってもらって、カッコいいアレンジだったから、これならいいかな?って」

ほしゆか「〈スウィートドーナッツ〉って曲だけど(大歓声を受けて)……ほらみんな喜んでる!! みんなのためになってる!! この曲の〈♪疑問は増える〉ってところが好きなの」

なぜそこ!?

かしゆかは「この曲久しぶりに聴いたら、どこの子供が歌ってるんだろう?って思った。しゃべるみたいに歌ってたもん」

あ~ちゃん「あれが商品として販売されてたのが凄いよね」

ほしゆか「最後がこの曲だから、みんなこの曲を心に持って帰るのよ!」

 

しかしこのあたり、MCの進行ではPerfumeも源さんも、お互いの出方を見るような空気に……と思ったらほしゆかが「進行はどうしようかしら? 打ち合わせしてないからドキドキするわ」と。結局「あなたたち(Perfume)に任せるわ」ということになり、かしゆかの「生まれ変わったこの曲を聴いてください、スウィートドーナッツ!」という紹介から演奏がスタート。

 

イントロ、キーボードの賑やかなフレーズはながゆかが弾き、全体のコード進行はほしゆかが担当。かしゆかが〈♪最後の一言すっと冷えて~〉と歌い出すと、〈ゆかちゃーん〉のコールがどこか申し訳なさそうにあちこちから聞こえてきます。のっちは久々に聞いたであろうコールについ吹き出したり。でもPerfumeは歌いながらもそれなりにフリをやっていたり、コールも徐々に本気になってきたりと、なかなかの盛り上がりを見せました。

コーラスでほしゆか・ながゆかも歌っていたような気もするのですが、さすがに詳細は思い出せません。

 

そしてかしゆかが歌う〈疑問は増える♪〉の直前、ほしゆかのギターを弾く手が止まります。そしてすぐ近くにいたかしゆか、なんとほしゆかとしっかり目を合わせながら〈疑問は増える♪〉と可愛らしく歌う! この待遇で気絶・動転などしないあたりがさすが時代を牽引するスター・星野源さんです!!

 

演奏を終えたほしゆか、拍手喝采を受けながらステージから去ろうとしますが、一瞬立ち止まり、ながゆかの手を取るとそのまま手を繋いで舞台袖へと消えていきました。Perfumeは「さっきの見た? 手繋いでたよ!!」と話題騒然です。

 

ラストの挨拶。

か「盛りだくさんすぎて頭がいっぱいでした笑。ずっと踊ってほしいと言われていた〈恋〉を、源さん本人と、こんな正式な場所で一緒に踊れて良かった。コラボの2曲も、源さんじゃなかったらできなかった曲です」

の「凄く贅沢な時間で(言ってたののっちじゃなかったかも?)音楽って楽しいなぁ、と改めて思いました」

あ「恋、実は源さんから〈一緒に踊るのはどうかい?〉と提案してもらいました。あの人柄が人を惹きつけるんだと思います。今回はチケットがものすごい売れ行きで、先行販売で全部出てしまって、観てほしかった人もいたんだけど友達全然呼べなかった」

「1日じゃ足りない、2DAYSやればよかった。またやったらみんな来てくれる? 源さんにお願いしてみようかな……名残惜しいですが、会場の時間もあるので。それでは、Perfumeでしたー!

 

終わった後時計を見たら、22時20分近かったですよ!

でも、参加した人は大満足であろう、3時間超のコンサートでした。次回の対バンも楽しみです!(2回目がある前提)

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2017.9.13 Perfume SET LIST

1. FLASH

2. GLITTER

3. GAME

4. Everyday

 MC

5. 星野源さんに捧げるメドレー(マカロニ~ナチュラルに恋して~Magic of Love)

6. If you wanna

7. P.T.A.のコーナー

8. FAKE IT

9. MY COLOR

10. TOKYO GIRL

En1. If you wanna feat. ほしゆか・ながゆか

En2. スウィートドーナッツ feat. ほしゆか・ながゆか