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Perfumeに特化した音楽ブログ/音楽に特化したPerfumeブログ

第72回 Perfume 6th Tour『COSMIC EXPLORER』仙台公演

2016年5月3日(火)宮城・セキスイハイムスーパーアリーナ

 

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ライヴの内容はレポートしづらいのですが、「MCならまあ書いていい」とのことでしたので。

◇仙台とPerfume(談:3人)

Perfumeメンバーはよく仙台を訪れているそうです。一昨日リハーサルをして、本番前日はオフだったと。メンバーは何をしていたのでしょうか。

かしゆか「仙台に友達がいて、友達に会いに時々来る。広島よりよく帰ってるかも。昨日はその友達とランチしたあと、アップルストアiPhoneケース(※充電もできる奴らしいです)を買いました」

あ~ちゃん「私もプライヴェートで仙台には来ていて。駅前の街並みの変化とか……西口に新しいパルコを作っていて、そこにTOHOシネマズ入るんじゃね。そうなるとまた仙台に来てしまう。

昨日は高校の時以来、一人で映画を観に行った。高校時代に観たのは『踊る大捜査』のユースケ・サンタマリアさんが主役ので、朝8時40分の回から観た。昨日行ったのはチネ・ラヴィータって映画館で(地元の観客どよめく)」

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あ「観たのは、『誰もいない』……は柳楽優弥くんか(※正しくは『誰も知らない』)。『僕』……」

か「僕だけがいない街。マンガが原作のね」

あ「藤……」

か「藤原竜也さん(主演)。全部私が言ってる(笑)」

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あ「有村架純ちゃんを見たくて、上映の1時間前に予約して。そのときはガラガラだったけど、この後に続々と来るんじゃろうって思って。時間になって会場入ったらもう暗くなってて、〈すみませんすみません〉って感じで入っていったら、誰ひとりおらん。貸し切り状態

しかも映画がまさかのミステリーよく人が刺されたりして、途中何度も出ようと思ったけど、がんばって最後まで観た。あれね、めっちゃおもしろいよ!絶対に観た方がいい。でもゴールデンウィークなのに、あんなに人いなくて」

のっち「それはね、みんな……(目を見開きながら小声で)ちはやふる』観てたんだよ!」

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↑確かにチネ・ラヴィータでやってました

 

の「じゃ、そろそろ……」

あ「あんた何やっとったん

の「いま良い流れで曲に入れたのに! 2行で言えます。牛タン食べて、寝た

か「でも、いちばん仙台らしいかも!」

の「牛タンは、お土産屋さんなんだけど、10分くらい待てば焼いてくれるお店があって、それを部屋に持ち帰って」

あ「あんたそれ東京と何も変わっとらん」

 

おっと、このペースでだらだら書くとまた長くなるので簡潔に。

その後のチーム分け、最初にあ~ちゃんが〈チネ〉を指定。〈ラ〉〈ヴィータと続ける予定だったと思われますが、あまりしっくりこなかったのか(お客さんのざわめきもあり)〈ちは〉〈や〉〈ふる〉に変更されました。

 

◇『COSMIC EXPLORER』週間1位(談:あ~ちゃん)

やっとみんなに直接報告できた!と喜ぶ3人

・チャート発表の日はスタジオでリハーサルしていたら、スタッフの方が「『COSMIC EXPLORER』、週間1位でした!」と報告して下さって、〈1位おめでとう!〉という大きなケーキも用意してくれて、スタジオにユニバーサル・ミュージックの偉い人が次から次に来られた

・しかもBEE-HIVEの古くて小さいスタジオに

・そのとき、スタッフの方がiPhoneのスピーカーから『COSMIC EXPLORER』を流してくれていたが、大人数が喋っていると完全にかき消される。ときどき静かになると、小さな音で〈シャンシャンシャン……〉って聞こえて、あっ流してくれてたんだ、と

 

◇その他

ある展開があって、笑顔のあ~ちゃんが両手を大きく広げて「奇跡が! 奇跡が起きています! ああーーーーー!! あああーーーーー!」とシャウト。何かの宗教かと思いました。

 

◇私見

音響・照明・舞台はやっぱり凄かったし、3人も初日の緊張に負けじと奮闘していましたが、ライヴの構成や流れが何だかちぐはぐなように感じました。

僕が期待していたような内容とはかなり異なっていたこともあって(まあそれは当たり前としても)、ちょっとがっかりしたのが本音です。でも、きっとPerfumeチームはここから改善してくるだろうとも思いながら。

 

5月4日(水)宮城・セキスイハイムスーパーアリーナ

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↑会場の裏手は、小鳥たちのさえずりに包まれる高原

この日もライヴの内容は触れずにMCだけ。

◇プロモーター(談:あ~ちゃん、かしゆか

あ「仙台のプロモーターで、インディーズ時代から担当して下さった方が外れてしまった。新しい担当のIさんは、普段は何もしゃべらない。クール。でも(自分たちが喋っていると)笑ってくれて、優しい。

仙台に、のっちとかしゆかを連れて行きたいお茶屋さんがあって。あと、美味しいお餅屋さんもある。なんか、養老乃瀧、みたいな名前の(注:延命餅)。そんな話を、昨日の車の中でギャーギャー言っていた(※補足すると、ライヴ初日の帰り、22時ころのお話)。

今日会場に入ったら、私が言っていたお茶屋さんのお茶と、お餅が届いとった。昨日の夜言ったばかりなのに。以前の担当さんに、ずっとお世話になったことへの想いは凄くある。でも、それだけじゃないなって思った」

か「会場のケータリングも、仙台は美味しいものがたくさんあるけど、それが毎日変わるの

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↑イメージ画像。名店「司」にて

あ「ケータリング部屋も、〈2年ぶりのライヴ、おめでとうございます!〉ってメッセージとか、紙で作ったお花とか、手作りの飾り付け……幼稚園児が〈ゥワァァァッ!!!〉ってなる奴もあって、しかもそれも毎日変わるの。

その歓迎してくれる気持ちが本当に嬉しくて、しかもプロモーターの人は誰もそのことを言わんのよ……だから、今日は熱い良い時間にしたい! 会場の皆さんもきっと私たちに想いを持って、時間を費やして下さっているはずだし。皆で最高の時間にしましょう!」

◇ライヴの長さ(談:あ~ちゃん)

・でもライヴは3時間も4時間もやれない。皆さんが立ってライヴを観て下さっているのは、誠実さ! 〈誠〉!!

◇チーム分け(談:あ~ちゃん)

・今日はこれしかないでしょう。〈養〉!〈老〉!!〈乃瀧〉!!!

・「延命餅」でも良かったんだけど、それは〈養老乃瀧〉の引き出しに入っとる

◇グッズ小芝居(談:3人)

の「皆さん、グッズ買ってくれてありがとう!」

か「今回は宇宙っぽい名前をたくさん付けました。アースグレイ、コスモピンク、スペースブルー……あとブラックホールとか」

の「今回も可愛いグッズがたくさん、おしゃれ靴下とか」

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(ステージに不在だったあ~ちゃんが帰ってくる)

の「あっ、おしゃれ靴下のプロデューサー!」

あ「(ゆったり歩きながら手を振って)どうも……おしゃ下の……プロデューサーです(以下大意。ちゃあぽんがいつも地方に行くと派手な靴下をお土産にくれる。それを気に入って履いていたが、2人の靴下はシンプル。でも自分のタンスの靴下ゾーンはカラフル。シンプルだけどカラフルな靴下が欲しい……)今回、それを…………実現しました

か「パシャー! パシャー!(エアカメラ)」

の「こっちも目線下さーい!(エアカメラ)」

あ「(アルカイックスマイルで悠然と手を振る)」

 

◇引っ込んでいくマイクスタンドあれを見て(談:のっち)

の「収納の儀も済んだところで」

◇若さ(談:3人)

あ「行ける?」

か「(精いっぱいの若くてカワイイ声で)行ける!」(客大喝采)

あ「行ける?」

の「(少し喉を鳴らしてから精いっぱいの若さで)行ける!」(あ~ちゃん大爆笑)

あ「なんか〈んんっ〉って言っとった! それも込みで、あんたおもしろいねえ!大好きよ!」

◇起こせミラクル?(談:あ~ちゃん)

仙台、ミラクル起きるねぇ! ♪起こるミラクル~、起こせ想い~(いきなり「Sweet Refrain」アカペラ歌唱)

 

あといろいろあったんですが、ライヴの内容に関わるものはバッサリ割愛するとして、差し支えないところで「これもあったよー」など、コメントでご教示ください。

 

◇私見

 

初日のライヴにはちょっとがっかりしましたが(ちなみにアリーナの結構良い席)、この日はスタンドの最上段。つまりいちばん後ろの席でしたが……このライヴはとても楽しかった! 3人のダンスのグルーヴ感も良好でした。

音響は、場所が違うので単純に比較できませんが、初日は腕の体毛がチリチリ震えるようなド迫力の鳴りをクリアに堪能できて、2日目はちょっと遅延はありながらも、あまり気にならなかったです。

 

何より、今回のステージセットは大規模な仕掛けがあり、それはスタンド席がいちばん見やすいのですが、それをごく自然に成功させていることにつくづく感服しました。

 

ただ観ている分には、わぁー凄いなーで済ませられますが、もしあれが急に動かなくなったら?スピードやタイミングがずれてしまったら? 決して簡単なものではなく、毎回確実に成功するものでもありません。

その精度と正確性をどこまで高められるか?しかも効率的に。それがメンバーとスタッフの皆さまの命題であり、それを実現するための膨大な労力と工夫(K.U.F.U)がライヴの成功を支えていることを、まざまざと目のあたりにしたライヴでした。

 

まあね、「この曲なんでまだやるの?」とか、「なんでこの構成なの?」という思いはそれでもありますけど、構成については2日目、メンバーの説明で腑に落ちました。ライヴ全体の流れ的にどうなんだろう……とは思いつつ、でもある意味凄くライヴらしいとも言えるし……という歯切れの悪さでもってレポート終了です! 次回は僕の生まれ故郷、静岡です。

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↑仙台駅の「北辰鮨」。これは1階のお店ですが、3階の立ち食いも極めて美味しいです

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↑ありがとう、仙台ワシントンホテル

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