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R.E.P

Perfumeに特化した音楽ブログ/音楽に特化したPerfumeブログ

第42回 Perfume FES!! 2014 Perfume/ライムスター その2

Perfume ライブレポ

前回に続き、「Perfume FES!!」2014年4月7日、石川・本多の森ホール(収容人数:1,707)レポート第2弾です。まずは引き続きライムスターから!

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◆決して譲れないぜこの美学/何者にも媚びず己を磨く

宇多丸さん「さぁ、ゆったりした曲が続きましたけど……俺たちのライヴは、もっと騒ぐもんだから!!」からの、「キング・オブ・ステージPART II」イントロに、出ました代表曲「B-BOYイズム」!! この曲からシームレスなメドレーで、続いて「ザ・グレート・アマチュアリズム」。この日は比較的寡黙だったJINさんも、マイクを握って吠える! 吠える!!

そして、宇多丸さんが「Perfumeと俺たちが、ここまで続けてこられた理由はこれだー!!」と叫んで始まる「K.U.F.U.」!!! 〈常に研究/常に練習/知恵を結集し/君をレスキュー〉〈武器はたゆまぬK.U.F.U.〉は名パンチライン。DさんのヴァースでBig Daddy Kane「Set It Off」のブレイク(大ネタ)を使うのもお馴染みです。

このメドレーで披露された3曲。どれも盛り上がる曲ですが、同時にライムスターの〈イズム〉や〈ポリシー〉、〈アティテュード〉を歌った曲でもあります。つまり、この位置と並びにも意味があるはず……。

 

「K.U.F.U.」を歌い終わった宇多丸さん、(また)喋り出します。

・いまのPerfumeなら、もっと簡単にお金が儲かるライヴだってできる。でも、わざわざ対バン形式で全国を回る理由、それはPerfumeが対バンを通して、新しい何かを学び、吸収して、成長しようとしているから

Perfumeとライムスターは一見まったく違うけど、結構共通点もあると思ってる。それは、普通なら誰も気にしないような、細かい部分までしっかりやってきたこと。つまりPerfumeも、俺たちも、〈常に研究/常に練習/知恵を結集〉してきたってこと!!

・この対バンに呼んでもらえて本当に嬉しいし、今日は〈温かいパーティー〉だとも思ってる。でも、俺たちは今日この場所で、初めてヒップホップのライヴを観る人たちに向けてもライヴをやって、ひとりでも多く、ヒップホップに興味を持ってもらえないか、フェスなんかで俺たちが出ていたら〈あのおじさんたち出てるんだ、じゃあ観てみよう〉 と思ってもらえないか、懸けている。この場はパーティーだけど、同時に闘いの場、切磋琢磨の場でもある

・そういう意志を持って活動し続けているPerfumeは本当に凄いし、(胸をドン!と叩いて)……〈My Men〉だと思ってる

 

〈My Men〉はヒップホップでよく使われる俗語ですが、〈友達・仲間〉というよりは〈同志〉というニュアンスでしょうか。ラジオじゃあんなに卑屈だった宇多丸さんが、こんなにはっきりとPerfumeとの連帯〉を口にするとは……!! まさかここまでは言わないと思っていました。

 

 

しかし……宇多丸さんの独演会はまだ終わりません!

 

・今回のPerfume対バンツアーは、いろんな人が出てる。スカパラも凄かっただろうし、RIP SLYMEだって出てた。でも、今日この場所を選んできたことが、間違いじゃなかったと言えるように。来たくても来られなかった人の分のチケットだって、何枚ある? その分、今日、ここを選んだことが正解だったと思わせたい。君がこの場所を選んだ、つまり「The Choice Is Yours」!!!

◆ まるで暗闇の懐中電灯/未来を照らすキミこそがレジェンド

いまやライヴの締めに欠かせない「The Choice Is Yours」。時代性、メッセージ性、ポップさとシリアスさが混然一体となった、ライムスターの新しい代表曲です。ああ、これで最高のライヴもお終いか……そして曲が終わりました。

 

宇多丸さん「……これで、綺麗に終わってもいいんですけど。

でもさ、〈何だったんだよ、あいつら!〉みたいな、ちょっとイヤな感じで終わりたい! 皆さんも普段いろいろあるでしょ? 例えば、俺たちだとネットで〈ライムスターよりスカパラの方が良かった〉〈ライムスターワロスwwwwww〉みたいな。そういう余計なお世話ってあるでしょ? そういうバカヤロウって言いたくなるような…………いやいや、全然変な曲じゃないですよ? 日本の、心? 日本の〈K・I・Z・U・N・A〉を歌った曲です。聴いて下さい、ライムスターで『余計なお世話だバカヤロウ』

このいやがらせバランス感こそ、ライムスター!!!

そして客席に〈バカヤロウ!!!!〉を連呼させた挙句(スカッとした)、ステージを去る宇多丸さんは「この後皆さんが、最高に盛り上がってたら……また出てくるかもよ!!

いや、すみませんけど私それ観に来てるから!!!

 

2014.04.07  Perfume SET LIST

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1. Enter The Sphere

2. Spending all my time

3. レーザービーム(album-mix)

4. ポリリズム

MC

5. Sweet Refrain

6. マカロニ

7. パーフェクトスター・パーフェクトスタイル

P.T.Aのコーナー

8. FAKE IT

9. Handy Man

10. チョコレイト・ディスコ

11. MY COLOR

 

今回もネタバレ禁止のお触れに触れない程度の情報を盛り込んでます。ひとまず4曲目まではいつもどおり。遠い席だったこともあってか、特に強烈な印象はありません。

Perfume MC

あ~ちゃん「4月7日、本多の森ホール! 『⊿』ツアー以来5年ぶりです」

のっち「5年前にも来たよ!という人いるー?」(会場が小さいせいか、あまり多くはなかった)

あ「今日の対バンは、ライムスターさん! いっしょにライヴをやるのは初めてです。宇多丸さんは、いちばん早くからPerfumeいいね!〉って言ってくれた人、ですが……

ですが!?

あ「やっぱりね、世間はどうしても(恩人は)木村カエラさんってことになっとって。カエラさん、自分のラジオで4週間連続で『チョコレイト・ディスコ』掛けて下さって、それをたまたま聞いたCMディレクターさんが、〈次のACのCM、この子たちで行こう!〉ってなって、それでACのCMソングのポリリズムができたので」「宇多丸さんも〈(BUBKA野郎の)俺が推してるってことはあんまり言えない〉みたいに仰っていて」

の「でも、最初に〈君たちカッコいいよ!〉って言ってくれて、私たちのやってることって、カッコいいんだ!と気付かせてくれたのが宇多丸さん」

あ「ほうね、宇多丸さんが〈君たち最高だよ!〉って言ってくれて。そのころ〈オトナの言うことはカンタンに信じないぞ~!〉ってなってた私たちが、自分たちのやっていることを信じられるようになった、そのきっかけをくれたオトナのひとり」

良かったー、みんな宇多丸さんのこと忘れてないじゃん!

 

その後、恒例のチーム分け。下手は〈ラ〉、上手は〈イ〉、中央は〈ム〉。そしてあ~ちゃんが「スター!(常に裏声、手はピースサインで目の上下を挟む感じ)」と叫んだら、全員で「スター!!」(ちなみにこのガイダンスで、あ~ちゃんが「じゃあ、あやちゃんが〈スター!〉って言ったら……」全員「あやちゃんッッ!?」あ「あっしまった、今日家族が来てて、家にいる感じになっちゃった」と照れまくっていたことだけはお伝えしておきます)

Perfumeから君へ

 MCを終えて、ライヴは中盤。まずあの曲をやりました。じゃ次はあれだろうな……と思ったら、予想だにしない、エレクトリック・ピアノの軽やかなフレーズと、オープンハイハットのイントロ。

「パーフェクトスター・パーフェクトスタイル」!!!!

そして前奏であ~ちゃんが宇多丸さんの…………宇多丸さんの、リクエストでーす!!」

 

Perfumeがこの曲をやるのは3~4年ぶりでしょうか? 以前のエントリにも書いたとおり、宇多丸さんにとって、そして古いPerfumeファンにとって特別なこの曲を、まさかPerfume(本編の構成を変えてまで!)やるとは……!

宇多丸さんだけじゃなく、Perfumeもまた、特別な想いをもってこの共演に臨んでいました。

 

〈あの日あの場所で凍りついた時間〉じゃなかった。

〈手をのばしても/もう届かない〉なんてことにはならなかった。

〈逢えないまま/どれくらいたったのかな〉って、かなしく思うこともない。

 

〈たぶんね/キミは本当はそう/すべてパーフェクトなスター〉

〈つかめない風のように/気楽そうに映るスタイル〉

 

 

 

さあさあ、もうこれで宇多丸さんの(愛ゆえの)卑屈さルサンチマンも、成仏しただろう!良かったね! とか思いながら、正直、私も涙が止まりませんでした。こういうの書くの、ほんとにカッコ悪いと思ってたんだけどなぁ……

 

◆さ・わ・げーーーーっ!!!!

はい、これ以降のPerfumeライヴは、他とそんなに変わりなかったんですけど(大変に雑ですみません)、〈P.T.Aのコーナー〉に変化が。

コール&レスポンス部分、あ~ちゃんがいつも「セイホーオ!(客:ホーオ!) ホーオ!(ホーオ!)」とやってますが、ここで「ライムスター!(ライムスター!)Perfume!(Perfume!)ナンバワーン!(ナンバワーン!)さ・わ・げーーーーっ!!!(客絶叫)と、宇多丸さんのコールを採り入れていました。このスタイル、この後もやるのかな? ぜひやってほしいです! そうすればきっと宇多丸さんも浮かばれます(死んだ的な)

◆After The Last

Perfumeが最後の「MY COLOR」を歌い終えると、あ~ちゃん「さて! この後は、お楽しみの……コラボレーションです! 準備するからちょっと待ってて下さいね!」

いえ、もうこの時点ですでに満足してます(さっきと言ってること違う)。それでも、つづきます!!