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Perfumeに特化した音楽ブログ/音楽に特化したPerfumeブログ

第6回 「Perfume appears in Japan Times」

5月18日の「Japan Times」で、Perfumeが大きく取り上げられています。Web版もアップされていますね。

まず目に飛び込んでくるリード文は〈Will the world soon wake up to the scent of Perfume?〉。〈世界はPerfumeのカオリで目を覚ますか?〉といったところでしょうか。

 

◆Point

今回の記事で、おっ!と思ったポイントが3つあります。まず、Perfumeのサウンド紹介での〈Electro House, Electro Pop〉という表現。日本の媒体では〈テクノ〉の一語で雑に括られまとめられがちな部分ですね。

2番目に、〈Perfume日本のポップスシーンに与えたインパクト(≒フォロワー)〉についての言及。これもいまやあまり語られない部分です。惜しむらくは、Perfumeフォロワーの中でもとりわけカッティング・エッジな(つまりマインド面でも実に正統な〈ポストPerfume〉である)Saori@destinyAira Mitsukiも挙げてほしかったですし、サザンオールスターズやSMAPもPerfumeのようなチューン・ヴォイス(変声)に挑戦しています。

最後に、K-Pop勢の海外進出との比較。3人(※のっちはあまり喋っていません)がK-Popの海外進出を踏まえたうえで、どう自分たちの活動の方向性を捉えているかは初出のような?

ユニバーサル・ジャパンの海外部門のマネージング・ディレクターである加藤さんの発言も含めて、現時点でのPerfumeチームの海外進出における課題と方向性がしっかりと語られています(なぜこれが日本の媒体では見られない……)。

もちろんダンスの考察やバイオグラフィーも丁寧にまとめられていますし、Perfumeの魅力はライヴを観ればわかる〉という結論には深く頷くしかありません。

 

◆First Appearance

文中にあるとおり、〈初めての英字媒体による取材記事〉として(ロイターもあったけど)、英語圏の音楽ファンや関係者にアピールできる情報です。これで英語圏のファンが急増!とか、海外のプロモーターやフェスティバルからオファーが殺到!!とまではいかないとしても、〈しっかりした取材に基づく英文記事〉の存在は、海外進出の下支えとして不可欠です。写真も可愛らしいし……(結論がこれという)

ちなみに、「英文を全部読むのが大変!」という方のためにか、こちらで日本語訳をまとめて下さっています(訳して下さった方、ありがとうございます!)。